帝王切開で出産することが決まった妊婦さん。
または、「もしかしたら帝王切開になるかもしれない」と言われた妊婦さん。
心の準備は大丈夫ですか?
私は、長男の妊娠中、前置胎盤とわかり、予定帝王切開となりました。
病院で「帝王切開になる」と言われたとき、ショックとともに、不安でたまりませんでした。
帝王切開って手術だよね?
麻酔?
お腹切るの?
……こわい!!((((;゚Д゚)))))))
帝王切開について、なにも情報がなかった私は、こわくてたまりませんでした。
帝王切開で産んだ人が、周りにいなくて、誰からも聞けなかったのです。
そんな私みたいに、帝王切開が不安でたまらない妊婦さんへ。
少しでも情報を届けたくて、私の帝王切開手術の全てをお伝えします。
手術前夜のこと
私の場合は、予定帝王切開だったので、手術の前日の夜から病院に泊まることになっていました。
晩御飯の後は絶食
家で普通に晩御飯を食べてから、病院に行きます。
夜の9時までは、なにか食べてもいいけれど、それ以降は絶食です。
私は、夜のおやつを持参して、夜9時までに食べました。笑
水は朝まで飲めた
お水やお茶は、朝まで飲めますが、時間が決まっています。
朝ごはんは、もちろん抜き。
お腹がすくけれど、ここはガマンです。
手術前にすること!
手術当日、手術が始まるまでにやることがあります。
手術着に着替える
手術当日の朝、手術着に着替えます。
ワンピースみたいな形で、マジックテープで簡単に脱ぎ着できるようなやつ。
手術のときに、横たわったまま、さっと脱がせることができるためです。
毛を剃る
なんと、毛を剃ります!
これには、私もびっくりしました!
もちろん全部じゃないですよ。
手術の時に切る部分だけなので、下腹部辺り、上の方を少し剃るだけです。
浣腸
浣腸、いやだったなぁ。
浣腸されたのは、子供の時以来でした。
手術後、しばらく動けないから、浣腸しておくそうです。
便秘がひどい私は、浣腸したのに出ず……
浣腸した意味なかった!
点滴
手術直前に、点滴を入れます。
これは、手術中や手術後に、薬を入れるため。
つわりの時に、点滴にはお世話になったので、もう慣れたもんです。笑
いよいよ手術室へ
いよいよ手術室に行きます。
もうすぐ赤ちゃんに会える喜びと、手術の怖さが入り混じった、変な感覚。
ドキドキして、少し寒かった。
麻酔をかける
下半身に麻酔をかけるために、腰に注射を打ちます。
これが、めっちゃ痛かった!!
まず、膝を抱えて、お腹をまるめて、腰を突き出すような格好をします。
「もっと腰をまるめて!」って言われるんだけど、臨月でお腹ぱんぱんの妊婦に、この格好はきつい。笑
腰を消毒されたと思ったら、ぶっとい注射が!!
(正確には、注射の太さは見えてないのでわかりません。でも感覚的に絶対ぶっといやつだった!)
しばらく注射を刺されたまま、「早く抜いてー!」と思っていると、腰にずーんとした重みが……
下半身がしびれてくる
そこからは、どんどん下半身がしびれていきます。
長い時間正座してたときに、足がしびれるような、じーんとする感じ。
そのまま、下半身の感覚がなくなっていきました。
あとは、されるがまま。
手術後はしばらく動けないので、おしっこが自然と出るように、膀胱に管を通されました。
赤ちゃんが出てくる!
私の胸の辺りから、緑色の大きな布がかけられているので、私からは下半身の様子は見えません。
だから、何をされているのかわからない。笑
意識ははっきりしているから、「今もしかしてお腹切られてるのか?」とか考えて、とても変な感じでした。
手術器具の音がカチャカチャして、先生が何やら話している。
しばらくすると、看護師さんに「もうちょっとで赤ちゃん出てくるからね」と言われました。
「え?もう?」と思っていると、先生が「ちょっとお腹押すねー」と言って、私のお腹をどんっと押す感覚。
「オギャー!」
「赤ちゃん産まれたよー!」
「きれいにしたら、隣に連れてくるからね」
産まれたんだ。
なんとも言えない気持ち。
赤ちゃんの声が気になって、しかたない。
少ししてから、看護師さんが、赤ちゃんを隣に連れてきてくれました。
「男の子だね。お母さんさわってあげて。」
真っ赤な顔をして泣く、ちっちゃな赤ちゃん。
ふわふわしてやわらかい。
やっと、あえた。
涙があふれてきて、止まらなかった。
ずっと、ずっと会いたかったんだ。
▼【帝王切開手術の全貌②】へ続く▼
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