オウム病って知ってますか?
オウム病とは、オウムやインコ、ハトなどの鳥から感染する、人獣共通感染症です。
風邪のような軽い症状から、肺炎や髄膜炎など重症化する場合も。
高齢者や妊婦さんなど、抵抗力の低い人が感染すると、最悪の場合、死亡することもあります。
そんなこわい病気なのに、今まで全く知らなかった。
子供には大丈夫なのかな。
そんな、心配で仕方のないあなたのために。
子供のオウム病の症状や、予防法について解説します。
【オウム病】子供の症状は?
オウム病の症状は、大人も子供も同じ症状です。
・38℃以上の高熱
・咳
・さむけ
・頭痛
・関節の痛み
風邪やインフルエンザの症状によく似ていますよね。
これじゃ、私達が、オウム病だと気づくのは難しい。
まず、風邪かなって思っちゃう。
でも、症状が出る2週間以内に、鳥と接触していれば、医師に伝えた方がいいようです。
治療が遅れると、肺炎になってしまうかもしれません。
オウムやインコを飼っている場合はもちろん、公園でハトに触った場合も、きちんと伝えましょう。
しかし、オウム病は、30歳未満での発症例は少ないと報告されています。
なので、子供には、そこまで過敏になる必要はないのかも。
でも、少ないってだけで、全く発症例がないわけではありません。
実際に、9歳の子供がオウム病を発症した例もありますので、可能性は十分あるのです。
【オウム病】砂場で遊ばせちゃダメなの?
結論から言うと、そんなこと心配してたら、砂場はもちろん、子供を公園でなんて遊ばせられないってことです。
オウム病の感染経路は、
・鳥のフンを吸い込む。
・口移しで餌をあげる。
・鳥に噛まれる。
この3つです。
中でも一番多いのは、オウム病に感染した鳥のフンが、乾燥して空気中に舞い、それを私達が吸い込んでしまうこと。
そんなの、防げませんよね。
ハトのフンなんて、公園や駅にだってたくさん落ちてるし、きっと乾燥したものが空気中に舞ってるでしょう。
ハトが、砂場に直接フンしてるかもしれない。
そんなの言いだしたら、野良猫だって砂場にオシッコやウンチしてるだろうし、病原菌なんてウジャウジャいる。
だから、そんなのいちいち気にしてたら、子供を公園でなんて遊ばせられないんです。
【オウム病】の予防法は?
●鳥を飼っていない場合
・野生のハトに接触しない。
・鳥に触ったら必ず手を洗う。
鳥を飼っていない人は、「とりあえず鳥に触らない」ようにしましょう。
子供って、野生のハトを追いかけるの好きですよね。>_<
でも、追いかけたり、エサをあげるのはもちろん、なるべく近寄らない方がいいでしょう。
野生の鳥だけでなく、ペットショップで鳥に触った場合も、必ず手を洗いましょう。
ペットショップの鳥も、オウム病の菌を持っている可能性が十分にあるのです。
●鳥を飼っている場合
・鳥を触ったら、必ず手を洗う。
・口移しで餌をあげない。
・鳥のフンを掃除する時は、手袋とマスクをする。
鳥を飼っている人は、鳥を家族のように思うがゆえに、ガードがゆるくなってしまいがち。
でも、大切に思うからこそ、十分に気をつけなくてはいけないのです。
大切な鳥が原因で、子供や家族が病気になってしまったら、悲しいですよね。
統計でも、「鳥を飼っている人に、オウム病の感染が多い」とされています。
鳥との接触が増える分、オウム病の知識をしっかりと身につけて、予防しましょう。
「手洗いうがい」は一番の予防法
オウム病の予防法、基本は「手洗いうがい」です。
鳥に触ったら手を洗うのはもちろん、「家から帰ったら手を洗う」「食事の前には手を洗う」など、基本的なことを必ず守りましょう。
そうすることで、オウム病だけでなく、他の病気の予防にもつながりますよね。
我が家も、手洗いうがい、徹底させなきゃ!
2歳のイヤイヤBOYは、毎回、手洗いイヤがるんですよね。>_<
そして4歳の長男は、手洗いは自分でできるのですが、毎回洗面台がビショビショになる。笑
手洗いだけで、なかなか大変ですが…(´Д`)
子供の病気予防のために、母は負けじと頑張りたいと思います。
コメント